ここではダイイングライト2ステイヒューマンのレビュー・評価を載せていきます。(クリア済み)
本記事の内容
- ダイイングライト2とはどんなゲームか?
- ゾンビオープンワールド、そして派手なバイレオレンス描写の戦闘。
- 街中を自由に駆け巡るパルクールで、探索や移動が出来る。
- 街中の探索による、クラフトやRPG要素も健在。
この記事の結論は「RPG要素で制約はあるが、ストーリーの面白いゾンビオープンワールド」です。
では制約とは?ダイイングライト2とは何が面白いか?を解説していきます。
目次
ダイイングライト2ってどんなゲーム?
オープンワールドのゾンビゲーです。
ゾンビゲーのオープンワールドって良く聞くし、「またか」って思いますよね?
しかしこのゲームは、広大な街をパルクールで駆け巡る事が出来ます。
地上はゾンビで溢れて危険なので、町中の屋根や屋上を駆け回り、様々な所を登り、飛び回る事が出来ます。
他のゲームと比較すると、アサシンクリードを1人称でプレイする感じです。
また銃はあまり登場せず、近接戦がメインのゲームです。(弓もあり)
ゾンビゲーの中でも、特に個性のある作品ですね。
成長させると、壁を走り、APEXのようなスライディングも出来る様になります。
4人COOPマルチプレイも対応しています。
マルチプレイは、みんなでストーリーを進める事が出来るので、楽しい事は楽しいです。
しかし「みんなで協力して攻略!」といった物ではなく、無双してゾンビを倒すだけであり、歯応えは期待しない方が良いでしょう。
無規制のバイオレンスな描写!噴き出る血!転がる肉塊
多くのゾンビゲーをやってきた方なら「どうせ規制されているんだろ」と思いますよね?
本作は血や欠損表現が無規制です。その為、人間や感染者に対して攻撃すればそれだけ派手に血が噴き出て、欠損もします。
刃物で攻撃すれば、腕や首が吹き飛びます。
その為、攻撃をしているという手応えを感じる事が出来るので、ゾンビゲーが好きな方にはオススメです。
ジャストガードや回避もあり、ただ単に武器を振るうだけの戦闘ではありません。
ジャストガードからの、ドロップキックなんかは視点移動が激しいですが、かっこよくダメージも高いので面白いです。
しかし結局の所、武器をブンブン振っているだけで勝てる事が多いので、自分で楽しむ努力は必要です。
・銃器はほぼありません。
夜間規制やスタミナが気になるが、自由なパルクールは健在
前作同様に広大なマップをパルクールで駆け巡る事が可能です。
しかし主人公は感染者になりかけています。UV光を一定時間浴びないと転化(ゾンビ化の事)が始まってしまいます。
その為、暗闇や夜間での行動に時間制限がかかります。
この辺りは、「面白い」「面白く無い」と感じるのに個人差が出てくるでしょう。
勿論、時間制限を成長要素で伸ばす方法や、UVマッシュルームという消費アイテムで回復させる可能です。(時間制限を回復する消費アイテムは、結構手に入ります)
また室内でもUVライトは点在し、時間制限を回復出来るポイントはあります。
今回はスタミナというゲージがあり、長い間ぶら下がっていたり、物につかまっている事が出来ません。
勿論これも成長させたり、スキルで強化する事が出来ます。
しかしながら自由なパルクールは健在で、街中や室内を走り回ってよじ登る事が出来る楽しさはあります。
最終的にはそこまで気になりませんが、序盤は割と制約があるので、これをどう上手くこなすかが鍵になります。
この序盤の時間制限は微妙な所ですが、探索やパルクールは楽しいです。
「あそこにはどうやっていこうかな?」「そこを掴んで、そこからジャンプして」と頭の中でルートを考えながら移動し、上手くいった時は中々楽しいです。
また新要素としてパラグライダーという高所から滑空出来る要素もあります。
分岐多きストーリー、個性ありすぎるキャラクター達
私がクリアした後に、このゲームの一番楽しいなと思った所はここです。
先が気になるストーリーと、最適解な選択肢が無い所です。
誰かに手を貸せば、別の誰かに恨まれる。
誰にも嫌われずにスッキリと進む事はありません、自分の選択が後々多くの人の態度や展開に関わってきます。
出てくるキャラクター達は個性が強すぎて一癖も二癖もあり、信用できる要素が殆どありません。
その為、「こいつは信用できないな」「義理と人情を優先したい」「家族を見つけるのが優先、他は知らん」等、プレイヤーの性格や考え方によってストーリーが変わってくるのが面白い部分です。
このストーリー部分が、一番面白かったですね。
早く次の話しが知りたい展開が多く、どんどんストーリーを進めてしまいました。
またフレンドとCOOPすると、自分と違う展開が多く繰り広げられて驚く事もありました。
強化されたRPG要素
今作ではハクスラのような、武器や防具に対して細かい性能やレアリティがあります。
これらの装備品を集めたり、強化したりするのが楽しい要素の1つです。
その他、素材を集めて強化部品やガジェットをクラフトする要素もあり、探索をする楽しさが増しています。
また武器には耐久力があり、使い続けると消滅します。
武器自体は多く手に入るので、必要な武器だけ修理しましょう。
改造による属性付与も可能で、一定確率で炎上させたり、ゲージを溜める事で炎を噴射する事も出来ます。
オープンワールド特有の探索する楽しさがあります。
「あそこには何があるだろう?」「変わった建物だな、どんな風になっているんだろう?」と街中を探索しながらクラフトに必要な素材や金を探し回るのも、オープンワールドの楽しさの1つですね。
最後に
ゾンビオープンワールドとして楽しい要素は多く、街中を駆け巡るパルクールやバイオレンスな近接戦闘がしたいならオススメできます。
ゾンビやオープンワールド、キャラの成長要素が嫌いな方は買わない方が良いでしょう。
前作と違いRPG要素が強化された為、序盤は少し制約がかかる事があります。
この辺りを受け入れられるかが、好き嫌いの別れる所だと思います。
ただストーリーは相変わらず面白く、多くの人々の想いと陰謀の渦巻く内容です。
人それぞれの思想や立場があり、誰が正義で誰が悪か?そんな単純な話しでは無い、プレイヤーによって感じ方も変わり、誰に味方するかも変わってくるでしょう。
そんな人々の苦悩を体験し、選択するのも、このゲームの面白い所です。
単純なオープンワールドとしても良いですが、ストーリーが特に作りこまれているので、オススメ出来る作品です。