FPS・TPS アクション オープンワールド ダイイングライト2 レビュー

レビュー「ダイイングライト2」まさかの無規制、パルクールが楽しいゾンビオープンワールド

2022年2月5日

ダイイングライト2 タイトル

ここではダイイングライト2ステイヒューマンのレビュー・評価を載せていきます。(クリア済み)

本記事の内容

  • ダイイングライト2とはどんなゲームか?
  • ゾンビオープンワールド、そして派手なバイレオレンス描写の戦闘。
  • 街中を自由に駆け巡るパルクールで、探索や移動が出来る。
  • 街中の探索による、クラフトやRPG要素も健在。

この記事の結論は「RPG要素で制約はあるが、ストーリーの面白いゾンビオープンワールド」です。

では制約とは?ダイイングライト2とは何が面白いか?を解説していきます。

ダイイングライト2ってどんなゲーム?

オープンワールドのゾンビゲーです。

ゾンビゲーのオープンワールドって良く聞くし、「またか」って思いますよね?

しかしこのゲームは、広大な街をパルクールで駆け巡る事が出来ます。

地上はゾンビで溢れて危険なので、町中の屋根や屋上を駆け回り、様々な所を登り、飛び回る事が出来ます。

他のゲームと比較すると、アサシンクリードを1人称でプレイする感じです。

また銃はあまり登場せず、近接戦がメインのゲームです。(もあり)

ダイイングライト2 屋上移動

 

ゾンビゲーの中でも、特に個性のある作品ですね。

成長させると、壁を走り、APEXのようなスライディングも出来る様になります。

4人COOPマルチプレイも対応しています。

マルチプレイは、みんなでストーリーを進める事が出来るので、楽しい事は楽しいです。

しかし「みんなで協力して攻略!」といった物ではなく、無双してゾンビを倒すだけであり、歯応えは期待しない方が良いでしょう。

無規制のバイオレンスな描写!噴き出る血!転がる肉塊

多くのゾンビゲーをやってきた方なら「どうせ規制されているんだろ」と思いますよね?

本作は血や欠損表現が無規制です。その為、人間や感染者に対して攻撃すればそれだけ派手に血が噴き出て、欠損もします。

刃物で攻撃すれば、腕や首が吹き飛びます。

その為、攻撃をしているという手応えを感じる事が出来るので、ゾンビゲーが好きな方にはオススメです。

 

ジャストガードや回避もあり、ただ単に武器を振るうだけの戦闘ではありません。

ジャストガードからの、ドロップキックなんかは視点移動が激しいですが、かっこよくダメージも高いので面白いです。

しかし結局の所、武器をブンブン振っているだけで勝てる事が多いので、自分で楽しむ努力は必要です。

・銃器はほぼありません。

夜間規制やスタミナが気になるが、自由なパルクールは健在

前作同様に広大なマップをパルクールで駆け巡る事が可能です。

しかし主人公は感染者になりかけています。UV光を一定時間浴びないと転化(ゾンビ化の事)が始まってしまいます。

その為、暗闇や夜間での行動に時間制限がかかります。

この辺りは、「面白い」「面白く無い」と感じるのに個人差が出てくるでしょう。

勿論、時間制限を成長要素で伸ばす方法や、UVマッシュルームという消費アイテムで回復させる可能です。(時間制限を回復する消費アイテムは、結構手に入ります)

また室内でもUVライトは点在し、時間制限を回復出来るポイントはあります。

今回はスタミナというゲージがあり、長い間ぶら下がっていたり、物につかまっている事が出来ません。

勿論これも成長させたり、スキルで強化する事が出来ます。

しかしながら自由なパルクールは健在で、街中や室内を走り回ってよじ登る事が出来る楽しさはあります。

最終的にはそこまで気になりませんが、序盤は割と制約があるので、これをどう上手くこなすかが鍵になります。

ダイイングライト2 ゲージ 夜間規制

 

この序盤の時間制限は微妙な所ですが、探索やパルクールは楽しいです。

「あそこにはどうやっていこうかな?」「そこを掴んで、そこからジャンプして」と頭の中でルートを考えながら移動し、上手くいった時は中々楽しいです。

また新要素としてパラグライダーという高所から滑空出来る要素もあります。

ダイイングライト2 パラグライダー

分岐多きストーリー、個性ありすぎるキャラクター達

私がクリアした後に、このゲームの一番楽しいなと思った所はここです。

先が気になるストーリーと、最適解な選択肢が無い所です。

誰かに手を貸せば、別の誰かに恨まれる。

誰にも嫌われずにスッキリと進む事はありません、自分の選択が後々多くの人の態度や展開に関わってきます。

出てくるキャラクター達は個性が強すぎて一癖も二癖もあり、信用できる要素が殆どありません。

その為、「こいつは信用できないな」「義理と人情を優先したい」「家族を見つけるのが優先、他は知らん」等、プレイヤーの性格や考え方によってストーリーが変わってくるのが面白い部分です。

 

このストーリー部分が、一番面白かったですね。

早く次の話しが知りたい展開が多く、どんどんストーリーを進めてしまいました。

またフレンドとCOOPすると、自分と違う展開が多く繰り広げられて驚く事もありました。

強化されたRPG要素

今作ではハクスラのような、武器や防具に対して細かい性能やレアリティがあります。

これらの装備品を集めたり、強化したりするのが楽しい要素の1つです。

その他、素材を集めて強化部品やガジェットをクラフトする要素もあり、探索をする楽しさが増しています。

また武器には耐久力があり、使い続けると消滅します。

武器自体は多く手に入るので、必要な武器だけ修理しましょう。

改造による属性付与も可能で、一定確率で炎上させたり、ゲージを溜める事で炎を噴射する事も出来ます。

ダイイングライト2 RPG要素画面

 

オープンワールド特有の探索する楽しさがあります。

「あそこには何があるだろう?」「変わった建物だな、どんな風になっているんだろう?」と街中を探索しながらクラフトに必要な素材や金を探し回るのも、オープンワールドの楽しさの1つですね。

最後に

ゾンビオープンワールドとして楽しい要素は多く、街中を駆け巡るパルクールやバイオレンスな近接戦闘がしたいならオススメできます。

ゾンビやオープンワールド、キャラの成長要素が嫌いな方は買わない方が良いでしょう。

前作と違いRPG要素が強化された為、序盤は少し制約がかかる事があります。

この辺りを受け入れられるかが、好き嫌いの別れる所だと思います。

ただストーリーは相変わらず面白く、多くの人々の想いと陰謀の渦巻く内容です。

人それぞれの思想や立場があり、誰が正義で誰が悪か?そんな単純な話しでは無い、プレイヤーによって感じ方も変わり、誰に味方するかも変わってくるでしょう。

そんな人々の苦悩を体験し、選択するのも、このゲームの面白い所です。

単純なオープンワールドとしても良いですが、ストーリーが特に作りこまれているので、オススメ出来る作品です。

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