FPS、シングル専用。
ここではCrysis3Remasteredのレビュー・評価を載せております。
この記事の結論は「新要素があり面白い物もあるが、ハッキング等の微妙な追加やステージ構成は微妙な点が多い」です。
目次
主人公はプロフェットへ
前作から20数年。セフのリーダーであるアルファセフの存在を確信するプロフェットは世界中を探し続けていた。
ある時CELLに拘束されたプロフェットは、その移送中、かつてラプターチームに所属していたサイコに救出される。
サイコはプロフェットと出会う前にCELLによりナノスーツを剥ぎ取られており、CELLに対して強い恨みを持っていた。ナノスーツはプロフェットに融合した一着しかない状況になってしまう。
CELLへの復讐、そしてアルファセフを探すため、プロフェットはサイコとサイコの仲間達とともに再び動き出す。
何故プロフェットが存在しているのか?
そもそもプロフェットは2の冒頭で自殺し、ナノスーツは2主人公であるアルカトラズの手に渡っている。
なのになぜ2から20年が経過した本作でプロフェットがナノスーツを着て戦っているのか?
・ナノスーツはエイリアン細胞を組み込み独自進化を遂げていた。
アルカトラズは前作2の最終戦の後に精神が崩壊しており、肉体としては生きているものの心は死んだ状態になってしまっていた。
ナノスーツには保有者の人格をバックアップする機能が存在しており、精神が崩壊したアルカトラズに対し、ナノスーツがバックアップされていたプロフェットの人格を上書きしてしまっていた。
結果として、アルカトラズの肉体にプロフェットの記憶と人格を宿し、さらにナノスーツと融合した、最早人間なのかすらわからない存在が本作での主人公となる。
新武器の弓を追加、クローク状態でも撃てる!
本作では弓が追加されている。基本装備になっており矢の付け替えも可能。さらに何時でも取り出して使う事が出来ます。
弓はクローク状態で撃ってもエネルギーが0にならず、エネルギーが続く限りバンバン撃って敵を倒す事が出来る強力な武器です。
・通常の矢の他にも爆発矢、電流の流れる矢も追加されています。
マキシマムな能力は健在、クロークやアーマーを使って戦え!
今回もナノスーツのクロークやマキシマムアーマーは健在。
通常状態は2と変わらずマキシマムストレングスとなり、状況に応じて切り替えて戦っていきましょう。
・マキシマムアーマー
エネルギーを消費してナノスーツを変化させ、銃弾などを弾くことが出来る。エネルギーが切れると通常状態に戻る。
・クローク
エネルギーを消費してナノスーツを変化させ、敵から視認されない透明な状態にする。ただし接近しすぎるとクローク状態でも敵にバレる。
・今回はマキシマムスピード(ダッシュ)でエネルギー消費をしなくなった為、好きなだけ走れるようになりました。
ハッキングの追加
ハッキングのミニゲームが追加。
キャンペーンの道中、タレット・地雷・ドア等をハッキングして解除したりすることが出来る。
戦闘を有利に進める為には必要な要素だが、正直テンポが悪い。
最後に
クライシス完結作。1から2にかけてストーリーが大幅に路線変更してしまった為、1のキャラ達はどうなったんだ?という疑問があったのですが、本作である程度補完されました。
・1の主人公ノーマッドはスピンオフのマンガで死んでいるらしいです。(日本では未発売)
この辺りは個人的に不満があり、1であれだけ活躍したノーマッドがゲーム外で知らない内に退場させられているのは悲しい。
・キャンペーンのボリュームが少なく、暗いエリアも多いので、正直1・2に比べると微妙な部分は多く感じました。
しかしダッシュでエネルギーを消費しない等、システム面で良くなってる部分も多く、グラフィックは相変わらず最先端を行っています。
個人的にストーリーも好みで、クロークやアーマーを使った戦場を駆け巡るプレイ感は他のゲームには無い面白い部分なので、全体を通すと非常に好きな作品です。