シカゴをハックし犯罪者撲滅「Watch Dogs」レビュー・感想

シングル・マルチ対応。

TPSタイプのシカゴを舞台にしたオープンワールド。

犯罪者撲滅おじさん、エイデン・ピアース

街と家族を愛し、犯罪者が許さない主人公エイデン・ピアース。

過去の出来事からか、犯罪者が大嫌いであり、映画マイノリティリポートのように犯罪が起こりそうな事をシステムで予知し、そこに向かう。

ターゲットを見つけたらその辺りに隠れて、犯罪を起こしそうになった瞬間に捕まえてその場で叩きのめす！という犯罪者撲滅過激派おじさんなのだ。

唐突に壁の向こうから現れて犯罪者をボコボコにして去っていく様は、見ていてダークヒーローのようで面白い。（ウォッチメンのロールシャッハかな？）

そんな彼の復讐劇が今回の物語で、全体的に暗いものの彼自身の苦悩もあり、私は非常に好きな内容なのだ。

また美しいオープンワールドという事もあり、定期的に犯罪が起こる事が予知でき、そこに向かう事が出来るのでヴィジランテとしての活躍没入感、犯罪者を憎む彼の心を感じる事が出来て非常に面白い。

・尚、犯罪者を憎んでるがエイデンも犯罪者である。

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自由なプレイスタイル、広大なオープンワールド

ステルスか正面からの撃ち会いか？ファークライなんかでもあるが、比較的プレイスタイルに自由度があり、自分で遊び方を選べる幅がある。

今作はさらにハッキングという要素があり、電子機器・スチーム管・爆発物・スマホ・監視カメラ・車等の様々な物をハッキングして状況を有利にする事が出来るのがウリであり楽しい部分です。

・監視カメラで警備状況のタグ付け。

・スマホを鳴らして注意を惹く。

・所持している爆発物を爆発させる。

・信号を動かして大事故を起こさせる。

・ATMから他人の現金ぶっこぬく。

・個人情報の閲覧、どうでもいい性癖からチャット内容まで様々。

これが結構面白く、本編には関係無いが部屋の盗撮も可能で面白いエピソードがあるので良く見てしまう楽しさがある。

・ハッキングを利用したダークソウルのような侵入タイプのかくれんぼPVPもある。

・ガジェットが多くあり、初期からあるルアーは結構強力で使い易い。

簡単に陽動できるので、爆発物の付近に置いたり、注意を逸らしてステルスしたりする事が出来る。

またその他にジャミング・停電・センサー爆弾等、色々と面白い物が多く、考える楽しみがある。

ハッキング要素は面白いが、サポート要素である

このオープンワールドでの、様々なハッキングという要素は今までになく、中々面白い要素なのだが、これだけではミッションのクリアは出来ず、目的を達する為のサポート要素に過ぎない。

あくまでエイデンの目標に対して、スニークするなり撃ち会うなりする為の状況を有利にするものであって、ハッキングのみでクリアできないのだ。

この辺は２だとドローンの利用等で、ハッキング要素がかなり強くなって改善されている。

スキルツリーシステムにカスタイマイズ要素

よくあるスキルツリー要素があり、ミッション・サブミッション等をこなしていく事でスキルポイントが増えて好きなスキルを振り分けるよくあるタイプ。

・カスタマイズ要素として服装は変えられるが、基本的に色違いしかない為、そのあたりはあまり期待しない方が良い。

DLCはレイモンド主人公の新ストーリー

主人公は本編に出てきたレイモンド、山路和弘ボイスが楽しめるおじさん。

本編が終わった後のストーリーなので、本編クリア後にプレイしないと内容がわからないが、とりあえず本編に出てきたレイモンド・フルーワー、2人の怪しいおっさんの面白いやり取りが聞ける、物語でした。

美男美女が全く出ずに、怪しい２人のおっさんのドタバタ劇が見れるという中々渋い内容、さらにレイモンドの過去への苦悩を感じ取られて中々面白い内容なのです。

・最後の方では2人でハンバーガー食べ合う仲良しおっさん。

新要素ラジコンカー

このDLCのみ、ラジコンカータイプのドローンを使う事が出来る。

狭い通路も走り、スタン能力もある強力なドローンで、２にはこれが本格的に導入されている。

・新スキルも少し追加している。

・新要素はあるものの、全体的にやる事は本編とあまり変わらない。

なので本編が楽しければ、DLCも十分楽しめる。

最後に

よくあるUBIのオープンワールドにハッキングを足したタイプのゲーム。

メインミッションや広く密度の高いオープンワールドは楽しい。

しかし色々とサブミッションのボリュームはあるが内容は薄く、警察とのカーチェイスもめんどくさいが、このハッキングとエイデンの魅力はかなり刺さったので好き。

犯罪者撲滅おじさんめっちゃ楽しいです。

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