2Dドットアクション、シングル用。
触手モンスターなれるメトロイドヴァニア形式のゲーム「CARRION」のレビュー・紹介を載せています。
異形の者となり人間共を食い尽くせ!
もはや何だか分からない赤くてヤバイモンスター、閉じ込めていた人間に復讐かそれとも食事したいだけか、何か目的があるのかは分からない。
主人公は異形の触手モンスター、ホラー映画の用にダクト等に隠れていきなり人間を捕まえ食い尽くす・壁を破壊しながら切り刻む・蜘蛛の糸で捕獲する等、ホラー映画のモンスター側になる事が出来るゲーム。
触手みたいなものが多いせいか様々な場所に素早く動けるので、かなりのスピード感があるアクションであり、暇せずにサクサクと進める事が出来ました。
また触手を使ってドアの開閉・破壊、人間を捕食する等も出来る。
新たな力でモンスターを強化し、人間を潰せ!
メトロイド形式でよくある、進む毎に強化アイテムが入手され、主人公がどんどん強化されていくタイプ。
全て3形態あり、大きさによって能力が違い、其々の能力を使い分けてステージギミックの処理をしなくてはならないので、結構パズル的な要素があり、頭を使う場面も出てくる。
小さい形態でしか使えない能力を使う場合、大きい状態で肉をパージしなければならないので、色々と試行錯誤しなければならない場面が多い。
その為、戦闘して楽しいのだがパズルで頭を悩ます場面もあり個人的にちょっとめんどくさいな、と思う事もありました。
能力攻略例↓
・エネルギーを使って光学迷彩、光学センサーや敵からバレない。
・蜘蛛の糸を投げて捕獲、スイッチのONOFF可能。
・触手で人間を操る事ができる、操った人間は銃器の使用・ロボット搭乗・スイッチの操作ができる。
・銛のような触手を大量にぶつけて惨殺。
・体中にトゲを生やしたり、硬い皮膚に覆われたりする事ができる。
意外と脆い、立ち回りや頭を使う事重要
触手を使ってハチャメチャ暴れまわると思いきや、それは非武装の人間相手だけであり、銃器を持った人間に対して特攻しても、結構アッサリと死んでしまうのだ。
・ある程度進むと、シールド持ちのマシンガン・火炎放射・ロボット等が出てくる。
特にロボットのガトリングガンや火炎放射は、ダメージが高く上手く動かないと直にゲームオーバーになってしまう。
・火炎放射は継続ダメージも高く、喰らったら水に入って消火しないと直死ぬ。
その為、能力を駆使し立ち回りに気を使わないといけない部分が出てくるので、脳死で無双という訳でには行かないのが面白くも頭は悩ます感じで良い部分ですね。
モンスターパニックあるある様々な襲い方
映画なんかでもよく見るモンスターパニックタイプの襲いかたがゲームで出来るのが面白い所ですね。
CARRIONの人間の襲い方攻略例。
・ダクトに隠れて機を伺い、急に現れて捕食。
・水中に潜んで人間を捕まえ、水中に引きずり込む。
・鳴き声で人間を誘導し、別の個所から襲う。
・糸で動きを止める。
・触手で扉や自販機を投げる。
・トイレでガタガタ怯えてる人を無慈悲に食べる。
・PCに夢中の人間を、後ろの扉をゆっくりと開けて襲う。
最早気分はCARRION、何かと現場を映画のように想像しながらプレイしてるおり、天井を這いずり回って上からグワッ!と襲うと人間の悲鳴でいっぱいになり、なんかちょっと楽しい気分になれる。
何故かマップが無いのが辛い
メトロイドヴァニア形式なので広い場所を探索し、新たな能力が入手すれば別の場所に戻って探索し、更に隠し強化アイテムを入手。
というよくあるパターンもあるのだが、何故かマップが無いのだ。
比較的迷い難くなってるような気はするが、それでもちょくちょく迷う場面があって結構ツライので注意。
・一応エリア名と踏破率、さらに格納ユニット(強化アイテム)が入手したかどうかは分かるので、それを当てに動くと良い。↓
・マウスでやると視点移動がかなり激しく、2Dアクションなのに酔いました。
パッド操作にし、ある程度やると慣れましたが、それでもキツイ人にはキツイかもしれない。
クリアは一気にやった方がいい
大体5時間ぐらいでクリア、迷わなければもう少し早い。
また各マップの隠しアイテムを取るなら、もうちょっとかかるかもしれない。
後半は多くの特殊能力を入手し、更にマップ同士の繋がりも解放される為色んな所が探索できるようになる。
そうなるとマップ無しで全てのステージを行き来出来るようになるため、時間が経つと次何処に行けばいいのか分かり難くなってしまう。
一応後半に行ける制御室で状況が見れるのだが、それでもかなり辛いので、頭で覚えてる内に一気にクリアしちゃうと良いと思います。
最後に
モンスターパニック物のモンスター側になれる、メトロイドヴァニア形式のゲーム。
トレイラーや事前情報から見るに無双物に近いかと思ったが、意外にも特殊能力を使った戦闘・立ち回り・パズルも多く、頭を使う場面が結構ある。
・ちょくちょく迷って同じエリアを行ったり来たりしてメンドクサイと思った部分もありました。
なので好き勝手暴れる場面もあるが、それだけでは無いので購入する場合は注意しよう。(あとドットとはいえグロい)
しかし人間が逃げ惑う中、襲い掛かり捕食するのは面白く、こういうタイプはあまり無かったので珍しくも面白い作品でした。