FPS・TPS アクション オープンワールド サイコブレイク2 ホラー レビュー

[レビュー]サイコブレイク2 前作の不満点を解消したが強いクセまで減ってしまった作品

2020年8月26日

サイコブレイク2 OP

シングル専用。

ホラー、セミオープンワールド、TPSタイプ。

ここではサイコブレイク2のレビュー・評価を載せています。(steamではThe evil with in2)

前作のレビューはこちら↓

セバスチャン再び、娘が生きていた事を知りSTEMへ

前作の事件、ビーコン精神病院の件を報告するも完全に精神異常者として扱われてしまうセバス。

事件について調査を進めるも周囲に止められ、遂に警察を辞めてしまう。

単独で捜査を進めるも進展がないまま3年が経ち、バーの端っこで飲んだくれてたセバスの前に、姿を消したはずのキッドが現れる。

そしてキッドはセバスに対して、娘が生きている事を伝える。

サイコブレイク2 バーでの飲んだくれ画像

・前作のストーリー・ムービー中では触れられていなかった内容(前作で収集品を読んでいるとわかる)が今作では前提として触れられる。セバスは既婚者だが娘は火事で死亡、妻は失踪しており、セバス自身は刑事でありながらアル中だった。(部下のジョセフに告発されている)

2ではそんなセバスと、セバスの家族の秘密を中心に物語が進んでいきます。

セミオープンワールド化し探索要素の強化

厳密ではオープンワールドではないものの、小さな箱庭を探索しアイテムを収集するという要素がかなり強化されている

また箱庭タイプなので、敵をスルー・逃げやすくなっており、前作以上に戦うか・逃げるか、の選択を選べるようになった。

・サブミッションも多くあり、収集品やサイドストーリー等が増えた。

サイコブレイク2 セバスが探索してる画像

・中盤ぐらいまでは探索要素も強い箱庭タイプだが、後半は一本道タイプになり、戻る事が出来ない。

相変わらず選択肢の多い戦闘、厳しいリソース管理

前作以上に武器の種類が多く、そして何より弾がクラフト出来るようになったのがポイント。

これのお陰である程度は好きな武器で戦う抜くことが出来るようになり、戦闘の自由度の上昇、そして人によって戦い方が違うゲーム性になった。

といっても一部の弾は、探索しても出ずらく、それのみで戦うという事は厳しいです。

武器

かなりの種類の武器があり、性能も違うので使い分けが楽しみの一つ。

・個人的にショットガンの効果音は前作の方が遥かに良かった。

相変わらずリソース管理は重要

サバイバルホラーとしてか、やはりリソース管理は重要。

弾は常に温存するという発想を持ち、敵を倒す場合は如何に効率良く倒すか?を考えながら進むのが楽しいポイント。

適当に撃っているとすぐ枯渇するので、倒す敵・倒さない敵を見極めるのも重要であり、直に逃げれそうな場所だったら逃げた方が良い。

・今回は弾を作るのはガンパウダーで作れるが、クロスボウボルトの弾には複数の素材が必要になっており、前作のようにトラップパーツでホイホイ作れないようになっている。

・弾と矢を作るには、作業台でも手作業でも作れる。

しかし作業台で作った方が材料を少なくて済む。

・基本的に弾薬をケチって行動するので、ドンパチ撃つゲームでは無いです。

・グリージェルでの身体能力強化も健在。

今回も健在、ウォーデンクロスボウ

サイコブレイク2 ウォーデンクロスボウ装備画像

名前は違うが前作とほぼ同じサイコブレイクの目玉武器。

様々な特性の矢があり即席トラップとしても使えるので戦闘の戦術幅が広がり、攻略を考える楽しみに繋がる面白武器です。

・今作は水場に対してショックボルトを撃ちこむ事で、範囲技を増強。

またショックボルトで一部の扉の開閉も可能。

・マインボルトは壁に撃ちこんで爆弾として爆破することができ、今作では更にワイヤーを貼ってトラップとして使えるようになった。

・フラッシュは無くなったが代わりに煙幕になった。

目くらましの効果しかもたないが、強化する事でスニークキル可能。

・ハープーン、フリーズも健在。

煙幕ボルトを強化するとスニークキルが可能になる、前作よりも動きがスムーズになり、素早く処理が出来る。

サイコブレイク2 煙幕ボルトの連続スニーク動画キル

マッチが無くなり・罠が減ったのでサイコブレイクらしい強いアクが減ってしまった

今作もSTEMに入ることになるが、ストーリーの関係でコアが変わっているのでSTEM無いの雰囲気が前作と異なる。

前作の炎攻撃に対して引火し易かったり・所々に嫌な罠が仕掛けられているという特徴は今作には引き継がれていない。

即死トラップがほぼ無く万人向けに非常に遊びやすくなっているのだが、前作にあった強力なアクが抜けてしまった印象がある。

設置されている罠を上手く使って殲滅・マッチを使って一気の放火というような、悩んで考え抜いて辿り着いた効率的な行動で殲滅という、少しマゾめいた爽快感が少なくなってしまった。

・今作でも敵が怯んだ状態で追い打ち・踏み潰すといった行動が出来るので、敵を一気に殲滅するマッチの代わりになるものの、一気に放火するような爽快さや楽しみは無い。
じゃあ前作に比べてつまらないか?というとそんな事は無く、サバイバルホラーとしてのリソース管理・立ち回りの楽しさは今作でも十分あるので楽しんでプレイ出来ました。

操作性は前作に比較して良くなりました。

プレイしていても緩慢さが無くキビキビと動いてくれます。人にもオススメしやすくなった。

・グロ要素は前作より少しだけマイルド。

・DLCは現状無し。

・ストーリーの関係上クリーチャーは一新されたが、ビーコン精神病院のトラウマとしてサディスト、キーパー(金庫)、ラウラが出演している。

最後に

前作の最大の難点だった操作性が改善されているのは最高に嬉しい。

さらにチェックポイントも細かく入り、即死トラップの減少、探索要素の強化、クラフト等、ここ最近の流行りの要素を入れて物凄く取っ付きやすくした印象。

ストーリーは前作の後日談という扱いにはなるものの、精神世界と現実世界の境界がハッキリと分かり易くなったことで未知のなにかに怯える恐怖は無くなった。

操作性などが前作に比べて改善されているので一般的には2がオススメですが、アクの強いアクションゲームなら断然1がオススメ

私はどちらかというと1の方が好きですが、2も様々な点が進化していたため十分楽しめました。

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