シングル用、FPS
ロシアの小説が原作のポストアポカリプス物、こういった荒廃した世界観はゲームではFallout等よく見るタイプだが、ここの人たちはロシアの巨大な地下鉄内で生活している。
という点がやはり面白いポイントですね。
駅毎に1つの町になっており、その間で同盟・戦争・交易等がされているという世界観、さらにトンネル内は危険が多く、銃やガスマスクは必須なのだ。
目次
地下鉄内で生活する人々、荒廃した世界観
世界大戦が終わった後、モスクワは汚染され人が住めない状態になってしまった。
放射能汚染だけでもキツイのに、さらにモンスターまでうろつき始め人々は地下鉄で生活を余儀なくされている。
この荒廃した世界、地下鉄内で生活する人々、これらの雰囲気が非常に良くできている。
正に雰囲気を楽しむタイプのゲームだ、リアルなグラフィック、地下鉄内での生活感等の出来が良く、臨場感・没入感が上がってくる。
ジャンルはサバイバルFPS、弾薬をやり繰りしながら地下鉄内を探索
地下鉄内での生活は厳しく、物資は少ない。
・武器、弾薬、救急パック、ガスマスク、フィルター等があり、どれも必要なものだ。
トンネル内ではミュータントというモンスターや野党、さらに別の駅からのファシスト・共産主義者との戦争・謎の怪奇現象と危険が多すぎる。
そのため銃の弾は節約しながら進める必要があり、対人では基本はステルスプレイ、ミュータント戦はドンパチ戦が基本。
途中途中に軽い探索要素はあるが、ほぼ一本道の本作。
サバイバルをしながら、ストーリーを進むという至って普通のシングルFPSになっている。
武器はこの世界独特な物があり、そのあたりも結構面白い。
エアガンなんか空気を入れてシュコシュコしなくてはならないし、バカマシンガンというメチャクチャバラけるのもある・軽機関銃にような物にショットガンの弾を入れるのもあり、うお!こんなものがあるのか!と思うようなハンドメイド感溢れる武器たちで中々面白い。
・しかもこの世界では軍用の弾が通貨として機能しているのも変わった所。
勿論軍用の弾なので、銃に入れてぶっ放せるし威力も高いが金としての価値があるので、殆どケチる事になり地下鉄製の粗悪な弾を使う事が殆どなのだが、たまに間違えて気付かずにドバドバぶっ放している時があるのが悲しい所。
地下鉄内は暗く、ホラー表現もある
ミュータントや夜盗達がうろついているトンネル内、さらに霊的な怪奇現象まである。
暗くてモンスターが出るのは予想していたが、霊的な者が出てくるのは予想外だった。(幽霊的な奴)
ホラーゲーム慣れしていると、別に怖くはないのだが、慣れていない人なら注意が必要かもしれませんね。
殆どが地下鉄内であり、ずっとジメジメと狭く暗い所を行動する事になる。
その暗くて狭い所で戦い・世界観を探索できるのがこの作品の一番面白い所、こういった崩壊した廃墟を見て回るのが楽しく好きだ。
何時襲って来るか分からない人間・モンスターにビクビクしながら探索でき、かつ無駄なHUDが排除、ヘッドセットでサラウンドサウンドにすれば全方向から音が聞こえて、天井裏で何か動いてるのもハッキリと分かるようになり、没入感は良く出来ているのでプレイしていて楽しい。
マルチエンディング型、アルチョムの行動がエンディングを変える
このメトロシリーズは全てそうなのだが、マルチエンディング搭載。
アルチョムの日頃の行動によって、エンディングが変わるようになっている。
例:困っている人を助ける、無暗に殺生をしない等
PS4版は吹替対応、STEAM版は有志の日本語化MOD有り
・PS4版は普通に日本語対応・吹替済み
・STEAM版は英語のみだが、日本語化MODがある。
日本語化MODは途中(特に店での売買中)にやたら重くなったり、fpsが安定しない時がある。
そういう時はキーボードのIMEを英語設定にすると、かなり安定するようになる。
最後に
メチャクチャ面白かった、なんせ地下鉄内で暮らす人々、軍用弾を貨幣にしている等、かなり独特な世界観が魅力的であり、この世界をドンドン知りたくなる。
それでいて高グラフィックによる雰囲気が素晴らしく、魅力的なNPCもいる為、この世界に没入できるでしょう。
しかしゲーム自体は至って普通のシングルFPSなので、この世界観を楽しめない場合はオススメできないのが微妙な点。
・所謂CODのキャンペーンに近いノリでステージ制のような感じで進む。
こういったポストアポカリプス・荒廃した世界が好きなら是非オススメしたい逸品です。
・現在はREDUXとしてこれとlastlightのセット販売が主。↓